映画「インターステラー」レビュー:愛は観測可能な物理現象だ

2019-02-10 アート映画フシギ
★10

作品情報

タイトル:インターステラー 公開年:2014年 上映時間:169分 監督:クリストファー・ノーラン あらすじ:

地球の寿命は尽きかけていた。 居住可能な新たな惑星を探すという人類の限界を超えたミッションに選ばれたのは、まだ幼い子供を持つ元エンジニアの男。 彼を待っていたのは、未だかつて誰も見たことがない、衝撃の宇宙。 はたして彼は人類の存続をかけたミッションを成し遂げることが出来るのか? (Filmarksより)


感想・評価

次元、時間、重力… 宇宙SFに欠かせないさまざまな要素を、最新の理論と映像美に基づいて、「ここまで表現したか!」と感嘆させてくれる作品。 ハードSFでありながらキャッチーで、SFマニアから普段映画を観ない人まで、誰もが度肝を抜かれる。 ノーラン監督の名声を揺るがぬものにした、総合芸術たる映画の集大成のような作品。

この映画は、何度観直したかわからない。 特に、「ガルガンチュア」に突っ込む所からラストにかけててのシーンは、数十回は観ている。 その度に、号泣してしまう。

もう一つ、大好きなシーンがある。 一見、序盤のなんともないシーンなのだが、物語全体を司る強烈な伏線がぶち込まれている。 この映画の信者の僕は、このただの食卓シーンで大号泣してしまう。

部屋の模型が勝手に落ち、ポルターガイストだと主張する娘のマーフ。
マーフの兄はマーフを小馬鹿にする。

父のクーパーは、マーフへ科学者としての姿勢を説く。

たとえ相手が幽霊であっても…観測、記録、分析をして結論を出す。
科学者としての姿勢を貫けと伝えるのだ。

なによりもこの作品を輝かせているのは“愛”だ。 その“愛”は、御涙頂戴の要素として取ってつけたものではない。 この作品では、宇宙のあらゆる事象を形成する物理学的な要素、時間や重力、そういったものと並列する存在として“愛”が描かれている。 重力は時空を超えて伝わる。 そして愛は、重力よりもさらに高次元な力として、この世界を動かしている。

インターステラーの「時空×愛」のコンセプトがぶっ刺さった方には、以下の作品たちも超オススメだ。

僕は感性の全てに直撃してくれたこのインターステラーを、生涯愛してやまないだろう。

視聴リンク

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採点

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