映画「ジョーカー」レビュー:最も恐るべき凶器は狂気である

2019-10-06 アート映画
★10

作品情報

タイトル:ジョーカー 公開年:2019年 上映時間:122分 監督:トッド・フィリップス あらすじ:

「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。 都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。 笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか。 (Filmarksより)


感想・評価

久しぶりに、震えるほど凄まじい作品を映画館で観られた。

アメコミヒーローものの要素は一切ない 生々しい社会の中なかで追いこまれた1人の男が罪を犯すという、究極的にはそれだけの、現実的な話。

痛ましい顛末と、それを色塗る演技・映像・音楽… すべてがとてつもない凄みをはらんでおり、 ジョーカーという男のなかで育まれた“悪”が どれだけ大きく色濃いものかが感じとれてしまい、圧倒される。

「タクシードライバー」と「キングオブコメディ」の文脈をふまえたうえでのロバート・デニーロのキャスティングも、芸術的。 信じられないほどすばらしい映画体験だった。

冗談抜きで、最初から最後まで泣きっぱなしだった。 ★9から殿堂入りの★10に格上げ。特別な映画だ。

全ての歯車が崩れ落ち、バスルームで覚醒するシーンがあまりにも神々しい。 このシーンから受けたフィーリングは、いつまでも僕の中の特別なものとしてのこるだろう。

視聴リンク

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採点

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