映画「レミニセンス」レビュー:SFとして完璧に美しい1シーンを目撃せよ

2022-07-12 2026-07-10 アート映画
★6

作品情報

タイトル:レミニセンス
公開年:2021年
上映時間:116分
監督:リサ・ジョイ
あらすじ:

全世界渇望のハリウッドSFサスペンス超大作
都市が海に沈み、水に支配された世界で、〈記憶潜入エージェント〉として暗躍するニックに、検察から仕事が舞い込む。
新興勢力のギャング組織の男が瀕死の姿で発見された。
彼の記憶に潜入し、ギャングの正体と目的を掴めという依頼だ。
彼の記憶から映し出された、事件のカギを握る謎の女性メイを追って、多くの人々を記憶潜入(レミニセンス)するニック。
だが、膨大な記憶と映像に翻弄されたニックは、予測もしなかった陰謀へと巻き込まれていく──。
(Filmarksより)


感想・評価

「記憶に潜入」と謳っているので、もっとハードなSFを想像していたが…
話のメインはラブストーリーだった。

主人公は「記憶潜入エージェント」なるものを生業としているが、「インセプション」のように本当に他者の意識内に潜入するわけではない。
人の記憶を再生できる未来のマシンを使い、被験者に語りかけながら記憶をホログラフィーに映し出し、情報を探る。

荒廃した未来ではみんな過去に縋ることを好み、過去の記憶に浸るためにエージェントを訪ねる人もいれば、捜し物をするために門を叩く者もいる。
そんなこんなで、ややこしい事件にまきこまれる…的な、比較的わかりやすい話。
なので、頭がこんがらがるようなことはなくスッと見られた
が、その分、強烈な余韻も無かったかな…。

ただし。
詳しくはネタバレになるので避けるが、後半、「とある人が、とある人に語りかける」シーンには…完璧にやられた。
あんなにSF的に美しいシーンはそうそう無いだろう。
あのシーンのためだけにこの映画があるといっても過言ではない…
まさに、「映画大好きポンポさん」の第1巻のこのシーンである。

「このシーンを撮るためにここまでやってきたのよ!」と震えるポンポさんの漫画のコマ
僕もこういう瞬間に出会いたいがために、映画を観ている。

視聴リンク

レミニセンス(字幕版)amazon.co.jp

採点

ちゅっく

この映画の評価は…

★6:人に話振られたら「良いよね」と言える(印象深かった何かがある)